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『モテる男』
最高の恋人がいるのに浮気をするってどういうことなのか。
ハンサムでやさしくていいところで働いていて、付き合いだして半年経つのにすごくスケベに求めてくれる最高の「兄貴」。主人公も兄貴に本気で恋していてなにもかも満足している。二人の関係はとてもうまくいっている。
なのに主人公は浮気をしている。
しかも相手は×××な男。小太りで顔は×××で性格暗めで体臭がきつい。なのにその×××にいつも興奮させられてしまう。別れている間はどうして自分があんな奴と?と思うのに、会うのをやめられない。会えばむさぼるように求めてしまう……。
初出『バディ』。(ブラック) ユーモアゲイ小説。「せつない話」シリーズ四作目。読み切り短編。
こちらもまた、どんな話を書いたのか完全に忘れていて、
校正していて自分の書いたものなのにクスクス笑ってました……。
(恥ずかしいというかアホ?)
僕はコミカルというか、ユーモア小説も何本か書いてきたはずなんですが、
その中でもこれは一番かも。
ただし、ちょっとブラックなユーモアですが。
見た目いまいちなのに妙にモテる人っていますよね。
プライド高めの人がそういう「モテる男」にハマるとどうなるか……、
というようなお話です。
ユーモア小説ですが官能もちゃんと入ってるはずなので、よかったらどうぞ。
数日前に夢を見ました。
姉がなぜか書き物の仕事をしていて、
しかしまともにものを書けなくて、
僕がかわりに書いてあげて、
それで通るよね、というところまではよかったのに、
原稿料の話になって、
姉はその仕事を原稿用紙一枚につき五千円で受けていたと判明。
僕は交渉の余地ありというつもりで
「三千円ちょうだいよ」
と言ったら(実際には二千五百円くらいで請け負うつもりでいた)、
姉は迷ったあげく、
「あの仕事、断ったから」
僕にお金を一銭も渡したくなくて、
姉は仕事を断った。
僕がすでに仕上げていて、それで通る内容だったのに、
僕にお金を渡したくなくて……。
家族みんなで食事をしている状況で
その話をしていて、
僕は腹をたてて
晩酌の焼酎のソーダ割り(シークワーサージュース入り)を
姉の膝の辺りにぶっかけた。
姉は散らばった氷を僕に投げ返してきながら、
燃えるような怒りの目を向けてきた……。
そこで目を覚ましました。
たしか朝の四時とかで、もうドキドキして
腹が立って、
寝ぼけていたから、
姉になんと言えばよかったかとかいろいろ考えたりで、
たぶん1時間くらい寝られなくなって。
(夢なのにね)
それから、夢の最後で見た
姉の燃えるような目つきのことについて考えました。
ここでいう姉とは二番目の姉であり、
以前に紹介した、十年以上僕にお金を借りていて
まともに返さず、ここ最近はダブル不倫しているあの姉。
心理学なんて学生時代に何冊か本を読んだだけで
まともに勉強したこともないけれど、
この夢に関してはいろいろ考えました。
いま、どう考えたのか書いていたんですが、
まとめるのが面倒になってきたので
途中で消してしまいました。
兄弟姉妹とか家族とか、
面倒なものというか、
ドラマがあるものなんだなあと思います。
姉が実際にどう思っているのかはわかりようがないけれど、
僕の中で、僕が姉をどう思って、
姉にどう思われていると(自分が)考えているのか、
この夢の中に象徴的にあらわれているようで、
ちょっとうんざり……。
アホだ。
(それにしても一枚五千円の原稿料って夢のまた夢……)
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