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がんはとても深刻で苦しい病気です。その状況は実際に罹った者にしか分らないのかもしれません。それでも、誰にでも共通する思いは、何とかその状況を打開したいという思いではないでしょうか?
悪いことは続くものと言いますが、
あんまり続いていて、ちょっとマイッてます。
彼氏のシーズーが死んでしまった後、まず母が入院。
朝方、尿意を覚えてトイレに行ったら、
犬が二匹してわさわさと駆け寄ってきたので、
しかたなくおやつでも与えておとなしくさせようと居間に入ると、
母が座椅子にもたれていたのです。
で、「背中が痛くて、救急車を呼ぼうかどうしようかずっと迷ってた」と。
さっそく119。
睡眠時間三時間で病院に行き、結果が出るまで三時間ほど待ちました。
医者が言うには「肺炎」と「肋膜炎」(胸膜炎)とのこと。
CT画像によると妙なふくらみがあり、癌の可能性もあると言われて。
一週間入院。
癌ではなかったので、まあ、よかったよかった。
その翌週だったか、いつものように週日、彼氏宅に行き、その翌朝。
ここのところ、
朝の散歩は彼氏が一人で行ってくれたりしてたんですが、
その日は目が覚めると彼氏がまだ横に寝ていて、
「ぼく、散歩行けない」と言い出して。
具合が悪いようなので様子を聞くと、
一晩ずっと気分が悪くてまともに寝られなかったと。
症状からして、この数年ですでに二回入院している持病の膵炎らしい。
「病院に行こう」と連れて行き、
検査したり待たされたりで昼近くになった頃、
入院決定。
彼氏は渋っていたんですが、
仕事がはじまるまでまだ三日ほどあったので、
せめてそれまで入院しなさいと医者に言われたようで。
こちらは二泊しか入院せず、出てきてしまいましたが。
ちなみに入院中から預かった彼氏のミニピンは翌週までうちで面倒みました。
去年の入院でも預かっているから、
すんなりうちに溶け込んでくつろいでた。。。
そしてその翌週の週末、彼氏宅から実家に戻り、
一晩過ぎた夜、部屋でのんびりゲームをしていると母に呼ばれて。
うちは階段を下りると風呂場の前になっていて、
そこで全裸の父が中腰の格好でビクビクッと痙攣してました。
声をかけてもまともに反応せず、目つきもうつろ。
風呂上りなのに体は冷たいし、去年やった脳梗塞がぶりかえした様子。
後ろから抱えて寝かせて声をかけても、目はひんむいているし、
口から泡吹いてるし、そもそもうちの父、ガリガリに痩せていて、
全身真っ白なので、まるでホラー状態。
すぐさま119。
母も僕も父の死を覚悟したというか、予想せざるを得ない状況でした。
姉も呼び出して、姪と甥と五人で病院に詰めて、
深夜の時間帯に何時間も待って、
ようやく処置が終わって家に帰り着いたのは朝の五時。
それでも命は助かったし、
数日は意識が戻らないだろうと言われたのが、
翌日には意識が戻り、
脳の混乱状態も一週間の間に徐々に落ち着いてきたんですけどね。
あ、手術などはしてないです。
去年やった脳梗塞の後遺症で引き起こされたてんかん発作だったとのこと。
うちで痙攣して、救急車で痙攣して、病院でも痙攣して、
三度発作を起こしたので、
「このまま意識が戻らず死んでしまう可能性もかなりあります」
と医者に言われたので、
今振り返ると回復ぶりはかなりいいようです。
しかし今も、週に何度も遊びにきている自分の孫息子の名前が思い出せない。
自分の眼鏡を見て、「おれのじゃないよ」と言い出したり。
はじめの数日は、しゃべるのもフニャフニャ言って、意味不明のことばかり言ってたんですよ。
父のかつての釣り仲間から魚が届いたと報告したら、
「あー、○×丸か」
と天井を凝視して、まるでそこに釣り船があるかのような様子に。
それもまた、少し濁った目を見開いてずっと凝視するので、
完全にホラー。
怖かった。
そういうのも今はなくなって、話しぶりもまともですけども。
しかし以前の父とはもう違うんですよね。
当たり前の話ですが、昔に戻ることはない。
もう、昔の父には会えないのかと思うと、やっぱりつらい。
もともと後ろ向きの性格なわけですが、
こうもいろいろ続くとほんと落ち込みますねー。
しかし、なるようにしかならないので、なんとかやっていくしかないですが。
(暗い話続きですいません)
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がんはとても深刻で苦しい病気です。その状況は実際に罹った者にしか分らないのかもしれません。それでも、誰にでも共通する思いは、何とかその状況を打開したいという思いではないでしょうか?
重なるときって重なりますよね。
看病で元気なほうにも負担がかかったりして。
考えなくちゃいけないこといっぱいあるのにまだ突っ込んで考えられません。いつまでも元気じゃないんですよね。
覚悟を決めるのは、いまでも怖いです。