小玉オサムblog

シワシワ




ちっちゃい。シミの目立つ座椅子が貧乏ムードに拍車をかけている










(続き)


先日、市役所の相談会に行きまして、
実家の耐震診断を受けるための助成について聞いてきました。

うちは、僕が生まれる前、つまり四十数年前に家を建てて、
その後、十数年の間に二度、増築を繰り返しているのですが、
最後の増築から四半世紀がたつせいか、
もうあちこちボロが出てまして。

あの地震のせいもあって、
襖やドアが閉まらないくらい歪んでいる場所だらけ。
床もブカブカになっているところがいっぱいあって、
お風呂はタイルが割れて全体が沈んでいます。
床が落ちるのも時間の問題な雰囲気。

冬は外と同じくらい寒くなって、
リビングは無計画な増築のせいで昼でも電気をつけないと
暗くていられないほど日が入らない。
シロアリ被害は当たり前で、床下は大変なことになっているはず。

リフォームするようなお金はまったくないんだけれど、
助成をうけることで正味一万、二万でとにかく検査を受けて
現状を知ることはできるかな、と相談に行ったんですよ。

さすがに市役所でやってる相談会なので、
親切なおじさんが対応してくれたんですが、
耐震診断は一律で八万数千円と決まってました。
図面がない場合、それプラス、三万から四万。
助成金は四万円らしいので、うちの場合、
七万、八万はかかることに。

で、いろいろとうちの現状を説明したところ、
増築のせいでむやみに広いこともあり、
あちこち補強してとなると、
もしかしたら立て直した方が安いかも、
という話になり。

だったら八万もかけて診断してもらう意味ないよね、、、

頭をよぎったのは、
555万で家が建つ(しかもけっこう素敵な家らしい)
というテレビコマーシャル。

補強するより絶対あれの方が安い。




と、ここまで考えたけれど、
そもそも、そんなお金がうちにはない。
ローンが組めたとしても、
返すアテがない。
すでに二億近い借金があるのに、
さらに借りるなんて本当に嫌だ、、、、


なので、お金を使うプランは頭の中から消えてなくなり、
耐震診断も受けないことに決めました。
知って怖くなるようなことに八万も払えない。
怖くなった分、お金もらえるならいいのに、、、、
(またこういう考えで頭がいっぱいになる)

しかし正直なところ、
市役所から帰る車の中では惨めな気持ちで悲しくなりました。
たった八万円が払えないんだなあ、と思って。
僕一人の予算ならともかく、うちの一家全体の予算を考えて、
八万円が出せないという結論が悲しい。



あーあ、お金が降ってこないかなあ。
(その前にちゃんと働けって話ですけど)


最近、こんな記事ばかりなので、次は新作のさわりを紹介する予定です