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『倒産』
富松は親の代から引き継いだ印刷工場を倒産させてしまう。すべてを処分してもまだ四百万の借金が残ると馴染みの割烹で話していると、割烹の親父源さんが無利子で貸してくれるという。地獄に仏と思う富松だったが、いざ金を受け取ろうとすると源さんに体の関係を迫られる。富松はおそろしくなってその手をはねのけるが、結局、金は貸してもらえる。そのうえ知り合いだという銭湯の社長柿山に紹介され、番台の仕事を任されることに。しかしその銭湯は男好きの集まる銭湯で……。
初出『豊満』。全三回で連載されたものをひとつにまとめてあります。
『家庭訪問 教師と生徒とお父さん』
家庭訪問に訪れた先で、生徒に迫られ関係を持ってしまう社会科教師大利根。パチンコに出ていたはずの生徒の父、誠吾はそんな二人の痴態を襖の隙間から覗いていた。
後日、誠吾は息子との不純を責め、大利根に関係を迫る。
教師と生徒、その父親の三角関係をほとんど官能シーンのみで描いた短編小説。ユーモア小説でもあります。
初出『デイブ』だったはず。
『家庭訪問』は短いので99円にしました。
先生と生徒のシーンはちょっとだけで、メインは先生とお父さんです。
この内容で本当に『デイブ』にのったのか、記憶が定かじゃありません。
未発表なのかも……。
『倒産』は主人公が銭湯の番台をやるんですけど、
読み返したら、女湯のことについては一行も触れていない……。
おそらく、あえて触れなかったんだと思いますが……。
話変わりますが、ついに父が退院しました。
七ヶ月ぶりの帰宅はめでたいんですが、
つまり七ヶ月ぶりに介護生活が始まったわけで。
しかしこの七ヶ月、ほとんど毎日病院にお見舞いに通っていたので、
その手間はなくなったし、
以前より寝たきり状態なので、
介護する側としてはいろいろ楽ではあります。
正直、ポータブルトイレに連れていっていろいろ世話焼くより、
ベッドでオシメかえる方が楽。
胃瘻からの栄養も、トロミつけてシリンジで注入ではなく、
滴下になってるので、
つなげて落とすだけだからこれも楽チン。
本人は毎食二時間も寝てなくちゃいけないのだから、嫌だろうけど。
でもまだ車椅子上では一時間程度しかいられないのだから、
このままの方がいいような。
僕の腰の問題もあるのでリフトも導入してみました。
しかし退院する数日前から
立ち上がりの動作がかなりできるようになってきたので、
いまのところ使ってません。
それほど腰に負担かからない範囲で
力貸せば移乗できてます。
でも昨日、さっそく腰をやりましたが……。
軽微なぎっくり腰。
ベッドの上でいろいろ世話する時に、
ベッドをあげずにかがみこんでやっていたせいですね。
せっかく電動なのだから、ぐーんと上げて作業していこうと思います。
ちなみに、今回はベッドのマットが自動で体位変換してくれる
エアマットになってます。
この市場、ほんとハイテク化が進んでるんですね。
ベッドが自動で身体を動かしてくれるから、
床ずれを心配しなくて済むのです。
すばらしい。
リモコンにボタンがたくさんついていて、高機能な家電みたい。
お父さんが帰ってくる二日前に設置されたんですけど、
ためしに寝てみればよかった。
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