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『旅路の果て』
定年を迎え悠々自適の生活を送っている主人公徳さん。年下の中年男梶木と付き合っていて、身体の相性は最高だが、ことが済むと梶木は妻の悪口など愚痴が多い。徳さんは妻に先立たれ、子供も独立している。
気ままに旅行に行こうと思い立ち、旅行会社に出向く徳さん。行き先を迷っていると、居合わせたカナダ人のジェイクがバンクーバーを勧めてくる。ジェイクは日本での赴任生活を終え、バンクーバーに帰るところで、旅先をカナダにして訪ねてきたら?と誘ってくる。
気まぐれに目的地をバンクーバーにして、ジェイクの家を訪ねると、すぐに抱き寄せられ関係を持ってしまう二人。ジェイクは徳さんに一目惚れで、移民して一緒に暮らそうと真剣に請う。にわかに本気ととれなかった徳さんだが、バンクーバーでの自然体のゲイライフを目の当たりにして、考えが変わってくる。
日本での生活、恋人を捨てて、白人の熊男と海外で暮らす。もしそんな提案がなされたら……。
初出『豊満』。前後編で掲載されたものをひとつにまとめてあります。
『ノンケ喰い車掌』
酔いつぶれた中年男が深夜の電車内で車掌にイタズラされてしまう。
男に関心のなかった主人公だが、その夜を境に、おぼろげながら体が覚えている快感を忘れられず、目醒めてしまう。
『遭難』につづいてシチュエーション小説第二弾。またもや99円で登場。
初出『豊満』の短編。
『旅路の果て』は主人公のおじさんがカナダ人の白人熊男に言い寄られて、
「カナダで一緒に暮らそう?」と誘われる話なんですけど、
その手の妄想を抱く人ってけっこういるんじゃないでしょうか。
外専の人に限らず。
僕は大学で仏文科だったんですが、
そこでの女性の知人は卒業後にフランスをフラフラして
いまの旦那さんと知り合い、そのままフランスに暮らしています。
そういう話を聞いて、「いいな〜」と僕も思ってました。
この年になるとそういう可能性はもうないだろうとも思うんですが、
(彼氏もいるし)
憧れはまだあります。
フランス語はアベセデも言えなくなったし、
英語も片言以下で日々忘れている方向なので、
実際問題、外国に暮らすのはきついでしょうけど。
『ノンケ喰い車掌』はかぎりなくシチュエーション小説に近い感じだったので、
99円にしてみました。
オリジナルタイトルがもしかしたら違っていたかも。
話かわりますが、本当ならもう父が退院しているはずだったんですが、
また延びました。
また悪化したから、ではなく、飲み込みのリハビリがうまくいっているから。
思っていた以上にうまくいっているから、もう少し試してから退院にしませんか?
との提案がありまして。
正直、病院にいてくれた方が僕も母も楽だし、出費も少なくて済む。
お楽しみ程度でも口からものが食べられたら父もうれしいだろう、
という理由から、
じゃあお願いします、となったんですが、
リハビリがきっかけで誤嚥してまた肺炎、という可能性もあると思うので、
複雑な気持ちも。
ほぼ寝たきりなので家に帰ってくると僕の自由がほとんどなくなってしまう
(母一人の力では体を動かしたりなんだりが厳しそう)
ので、今の状態が楽というのはあるんですが、
もしも退院が延びたまま急転して死んじゃったりすると、
「あの時、少しでも家に連れて帰ってあげればよかった……」
と悔やむのは必至。
難しいです。
でも、さすがに今回は退院までいけるような雰囲気ではあるので、
そんなに悩んではいないんですけどね。
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