新作。
手持ちのジャンパーに紙をあてて型紙をとって作成。
意外となんとか形になったような。
すでに着用してますがまだポケットを追加するかどうか悩み中。
日本版のアマゾンKindleストアが開店してだいぶ経ちました。
僕は週に二本程度のペースで配信しているわけですが、
タイトルもかなり増えてきて、
どういうものが売れて、どういうものがいまいち売れないのか、
という傾向が見えてきた感じです。
比較的売れたからといって、
その作品が支持されているかどうかは別の問題。
立ち読みできるわけじゃないので
タイトルや紹介文、読み切りか続きモノかで
判断されて買っていただいているのだと思います。
また、内容的に自信があるのにこの小説はあんまり売れないなあ
と歯がゆく感じることもあります。
Kindleストアには試し読み機能があるんですが、
それは冒頭部分だけなので、
どの程度、判断材料にしていただけているのか不明。
そもそも試し読み機能を知らない方もいるんじゃないかと……。
そして僕の小説に興味を持っていても、
「どれを読めばいいのかわからない……」
という方も多いのではないかと。
もしくは、
「一本読んでみたけど期待していたのと違ってたなー」
という方も当然いるかと。
というわけで今回は
とくにオススメの自薦小説を五、六本ご紹介。
「また宣伝かよ……」とお思いのあなた、
そうです、宣伝です。すいません……。
『学生旅行』
生まれて初めて一人旅に出た大学生雄喜。機内で出会った中年男海江田と南国タイの海辺で情事を繰り返す。野良犬のように放浪の人生を送ってきた中年男は、まっすぐで純真な青年に男同士の性の手ほどきをする。しかし二人の恋に対する思いは違いすぎて……。
若者と中年という組み合わせが好きな方にオススメ。
経験豊かな中年がウケ、男経験のなかった若者がタチ。
かなりヤリまくりなエロい話ですが、
ちょっとせつない、すれちがい系の恋物語でもあります。
最後の方で外国人との乱交もあり。
『先生の味』
山田元重はむさ苦しくガサツな中年教師だ。女にモテたこともなく、男が好きというわけでもない。性欲を持て余した山田はいつからか、教え子の佐々木周作を性の対象として見るようになっていた。周作は小太りで色が白く、真面目でおとなしい性格であるがゆえに、「こいつなら俺の好きにできるかもしれない」と山田は思い込む。
教師が生徒を襲う、陵辱小説。未発表作品。(エゲツない内容に注意)
教師と生徒モノで極悪非道なエロを求めている方にオススメ。
もともと高校が舞台のものを検閲をおそれて「学園」とお茶を濁していますが、
いずれ日本でもこういうのみんな規制されて読めなくなるかもしれません。
僕も自分で書いておきながら、
「こういうのは規制された方がいいような気がする」と少し思ったり。
しかし今のところ、これも表現の自由の範囲内。
ちなみに
こちらは同じ教師と生徒モノでも甘酸っぱい青春恋愛小説です。
『親父さんが待ってる』
何年も付き合いのある恋人がいながら、他にもいい男いないかと遊び歩く主人公。恋人の「親父さん」も、好きに遊べばいい、最後におれんとこに戻ってきてくれればいいさと言う。主人公は昔の知り合いと久々の再会を果たす。年を重ね、以前よりタイプど真ん中になった知り合いと関係を持ち、親父さんとの別れについて考えるが……。
誠実でやさしい恋人がいても浮気心のおさまらない男という生き物の本音を描く短編。『豊満』に掲載されたものに若干の修正をくわえてあります。
ハートウォーミングなものが好きな方におススメ。かも。
配信済みの老け専小説の中では一番気に入っている作品。
しかし老け専に限らず、若い年代のカップルでも似たようなことは多いはず。
この主人公を身勝手と思うか正直と思うかはあなた次第。
『男が男を愛する時』
小田嶋教授は旅先で同年代のごついあん摩、山本と出会う。体の相性はぴったりだったが、一度きりの関係と思っている。しかし東京に戻ると山本が大学まで訪ねてくる。山本はいつも息が酒臭いが気のいい男で不思議とうまが合う。一人の男と長く続くことのない小田嶋だったが、図々しいくらいの山本に惹かれていく。
月刊誌『サムソン』に『大学教授』というタイトルで掲載された連載小説の前編。『男が男を』というタイトルで配信されたこともありますのでご注意を。
長編の恋愛小説を求めている方にオススメ。
大学教授とあん摩師という異色のカップルの話ではありますが、
大人の男同士のせつないラブストーリー。
エロシーンも濃厚。
あん摩師の「山本」は自信満々の強気S。アル中でお調子者だが憎めない。
男の中の男という感じで、僕自身、自分の書いたキャラクターの中で
一番好きかも。
『遊走』
大学受験を間近に控えた学園の生徒、菅野は優等生だが家庭の事情で進学をあきらめている。幼なじみの健司は不良で勉強もできないが、家が裕福。何もかも正反対の二人だが親友同士だった。
健司は同じクラスの加藤を目の敵にしていて、加藤の精子を採取して顕微鏡で見てみようと言い出す。そうした悪ふざけに関わり合いになりたくない菅野だったが、健司と不良グループの連中が加藤を押さえつけ、裸にむくのを見て、モヤモヤとした何かを自分の中に感じ始めてしまう。そして嫌がる加藤の肛門は……。
純粋で残酷な青春ストーリー。
若い男の子同士の話が好きな方にオススメ。
いわゆる「解剖」ネタ部分はえげつなくエロいですが、
青春恋愛小説でもあります。
タイトルの「遊走」は精子が卵子に向かって泳ぐという、あれからとっています。
自分では割と気に入っている青春ストーリーなんですが、
このタイトルのせいか目立っていないような。
よかったらどうぞ。
ポケットが定位置にないのがオリジナルな感じでいいですね。
オススメ作品は全部持ってます(^-^)
遊走は背景が重くてちょっとつらく感じました。でも興奮してしまいましたけど。笑