右上にちょっと見えているのは犬ベッド。こちらも自作。
ホームセンターでカットしてもらった木と百円ショップの網と安物のクッションにて作成。
犬の後ろ姿って何か考えさせられるものがあります。
鼻が低い、というか、ほとんどぺたんこの横顔なので、匂いを嗅ぐ時は顔全体で。
一昨日の続き。
ステロイドを二日に一度の服用にしたら、
どんどん皮膚の状態がよくなった。
だけど、まだまだ普通の犬と比べたら、かなりかゆがる。
そこまで書きました。
皮膚専門病院に通い出して、半年がたち、季節が夏にかわると、
やはりどうしても、皮膚の状態がまた悪くなってきました。
その頃、ネットで知ったのが、「マイクロバブル」。
なんでも、すごくこまかい泡を入れ込んだお水で体を洗うと、
その細かい泡が毛穴にまで入って、汚れやよけいな脂をきれいにとってくれるのだとか。
そして同じ時期、うちに二匹目の犬、ミニピン雌がやってきました。
マイクロバブルと二匹目の犬。
この両方が効いたんですよ!
マイクロバブルはやっぱり皮膚を清潔にしてくれるのがはっきりわかりました。
それまでは家で三日に一度洗っていても、洗った翌日にはもう匂いがしてたんですが、
マイクロバブルに通い出してからは、家で洗わずにすむようになりました。
最近は、二週間か三週間に一度、マイクロバブルで洗ってもらってるんですが、
それ以外は洗わず。
そして、二匹目の犬。
二匹目がくる前や、きてしばらくは、
心配していたんです。
新参者の犬があらわれて、先住犬がストレスで毛が抜けたり、
家中にオシッコしてまわるなんて話、よく聞いていたので。
たしかにちょっとはストレスを感じた部分もあったんだろうとは思います。
それまで、実家ではパグ犬雄、夜は僕のベッドで一緒に寝ていたんです。
で、二匹目がきて、トイレも覚えたから、一緒に寝かせようと二階につれていったら、
先にベッドで寝ていたパグ犬雄、すごい顔になって、鳴いて、
ベッドから降りてしまったのです。
そんなあわてた顔見たのは初めてで、僕もびっくりしました。
きっと、ベッドだけは聖域だったんでしょうね、彼にとっては。
……悪いことしたなあ。
しかしそれをきっかけに、いっそのこと、二匹とも一階におろして、
犬だけで寝てもらうようになったのですが、たぶん、それもよかったのだと思います。
後から考えると。
二匹目がきてから、当然ながら、家族の注目が二匹目に集まりました。
やっぱり新しい犬って気になるし、パグとミニピンじゃタイプがまるで違うから、よけいに。
で、自然と、先住犬にはあまり目が向かなくなる。
それがよかったみたいなんですよね。
皮膚専門病院の先生に、はじめに言われた「犬を無視する」という作戦。
これが、自然な形でできたみたいで。
もちろん、ほんとに無視したわけじゃないし、
家族みんな、それなりに気を遣って、パグ犬雄のことも可愛がっていたんですが、
やっぱり、一匹だった頃と比べたら、
二匹目にみんなの目がいって……、
それが、パグ犬雄にとっては、
人間の注目を必要以上に浴びずにすむようになって、
結果として、家族みんなにサービスしてまわらずにすむようになった、
そんな感じだったようなのです。
今でも、よくかきむしってますし、目の回りとか首とか、
血を出しちゃう時も。
でも、一年ほど前からはステロイドも完全に切れて、
傷ついたところも、いじらないようにしてやれば、あっという間に治ります。
……で、タイトルに書いた、「自分に似た犬」なんですが。
よく、犬と飼い主がなんだか似ている、ってあるじゃないですか。
それ、人間の方が、自分に似た犬を選ぶからだ、という話があるんですが、
最近になって、そういえばうちもそうだ、と気がついて。
僕、どうでもいいことに神経質でして……。
皮膚も、かゆくなりだすと全身かゆくなったりして。
尖ったものとか、何か気になる物体が視界に入ると、
どうにも気にさわって、顔をかきむしりたくなったり、
頭が痛くなったり……。
そんな自分がすごく嫌なわけですが、
気がつくと似たような犬を飼っていた、というお話。
痒がるのが少なくなってよかったね~。
何が功を奏するかわからないけど、きっと精神的に安定したんでしょうから一安心ですね。
犬が飼い主に似るのか、飼い主が似てる犬を求めるのかわからないけど、そういえばうちも似てるかも知れない…。
臆病で小心者のところと、寝るのが大好きなところ(笑)