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本日より
ジーメンオフィシャルサイトにて配信開始です。
『島のおとこたち』
大学卒業後、過疎化の進む離島に帰郷した若い主人公。
男への欲望は自覚しながらも、島に戻れば吹っ切れるような気もしていた。
だがある日、島の中年漁師たちがとなりの島で
男の駐在相手に性処理をしてきたと話しているのを聞いてしまう。
離島の漁師たちはノンケだが女日照りが続いていて、
盗み聞きをしたのが主人公とわかると
「女のかわりをしろ」と迫ってくる。
幼馴染みの若い男たちも話を聞きつけ、
主人公に性処理を頼み込んできて……。
『陸曹物語』
『陸士たち』に登場した林田二曹の若き日々を描いた話。
単純で深くものを考えない主人公林田。
中卒で働いていた工場で知り合った親友に誘われるまま、自衛隊に入隊する。
その親友と、男同士の気楽さからしごきあいの性処理をしてはいたが、
男への「想い」はまだ淡い。
物静かな親友に惹かれる自分の気持ちにも気づかない内に、
親友は別の駐屯地に移動してしまう。
自衛隊の名物じいさんである園崎一尉、
その後任としてやってくるひょうひょうとした世良一尉、
女好きでガサツだが純情な白河二曹など
個性的な男たちが登場して物語は進んでいく。
やがて転属した親友がPKOに志願したと知って主人公は……。
『島のおとこたち』は登場人物も多いし、
『島のおまわりさん』との関わりもあって
(戎橋さんの漫画『島のおまわりさん』はこの二つの小説を原作にしてもらってます)
にぎやかな話でもあるんですが、
実際に読んでいただくとわかりますが、
けっこうせつない雰囲気の物語になっています。
男が好きで、島のおとこたちに求められるままセックスはできるけれど、
本当に好きになれる、好きになってくれるただ一人の男が見つからない……。
離島が舞台ということもあって、孤立感もテーマだったような。
残酷で悲しい話でもあります。
『陸曹物語』
この紹介文を書くために十数年ぶりに自分でさっき読み返したんですけど、
なんか、よく書けてる……(自画自賛。アホ)。
昔の自分はこういうものも書けたんだなあー、と驚き。
自衛隊モノを書くにあたって、
数冊だけですけど本を読んでいろいろ取り入れたんですよ。
ある意味、てんこ盛りではあるんですけど、その分、ディテールがリアル。
当時はいまほどサービス精神があふれてなくて、
セックスシーンが少ないんですが、読み応えがあるような気がします。
無骨な男たちの不器用な恋。
そして悲しい話。
なんというか、女性にもオススメな話な気がします。
くわしくはこちらで。
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