小玉オサムblog

ドーナツカラー前から




横から




手直し




新作。いかにもお年寄りな感じで




アジアっぽいシャツ。




襟はやっぱり苦手。












気がついたら最後に更新してから一ヶ月以上たってしまいました。
ご無沙汰しております。

この一ヶ月、とくに変わったことは何もなく。
例のごとく、なんとなく時間が過ぎていきました。
この十年以上、ずっとこんな感じ。
そしてあっという間に四十歳。
近々、四十になるのです。
怖い。
というか、まるで実感なし。
ま、こんなもんですよね、年をとるのって。

ちなみにこの一ヶ月、時間として一番使っていたのは何かというと、
割と、ゲームに打ち込んでいたような……。
(廃人？)
しかし何も作らなかったわけでもなく。
(その前に仕事しろ、と言われそうですけども)



上の写真でおばあさんシーズーがつけているのは、ドーナツカラー。
いわゆるエリザベスカラーのかわりになるもの。
実は近々手術することが決まってまして、
で、肝心の手術を受ける日に、僕はまた旅行中なので、あらかじめ作っておいたのです。

普通のエリザベスカラーって、動物病院で買わされるとけっこうするんですよ。
しかもあれ、結局はただのプラスチックで、たいていの犬はかなりストレス感じるみたい。
ナメナメとかカイカイができないのは、そのためのものなのでしょうがないとして、
あちこちぶつかったり、水が入ってるお皿をひっくり返したり。
それに、他に犬がいる環境だと、他の犬の目とかを傷つける可能性もあって、危ない。

たまたま、ミニチュアブルテリアを飼ってらっしゃる方のブログを見ていたら、
そのミニブルも手術を受けたようで、
飼い主の方がドーナツカラーを作ってらっしゃったんですよ。
で、「そっか、自分で作ればいいんだ」と思いついて検索かけたら、
こんな風な形のものが売っていたり、手作りされていて。

で、見よう見まねで作ってみました。
ちなみに素材はピンク色の麻布。
ワタを均一に詰めるのが面倒で、かなりテキトーで膨らみ方が場所によってマチマチ。
でもまあ、手作りだからしょうがない。
傷が治るまでの短い期間だけしかつけないものだから、これでいいのだ。

割と布のドーナツカラーだと、犬もストレス感じないみたいです。
すぐに慣れるみたいで。
顎乗せて寝るのにちょうどいい感じでもあるし。
なのでこれは満足。


同じくおばあちゃんシーズーのために服を作ったんですが、
うーん、女の子用の服って難しいー。
なんか、布の色合わせとか、よくわからない。
犬服は基本、人間の古着のリメイクなんですが、
女の子っぽい古着があまり手元にない、という事情もあるんですけども、
やっぱりセンスがないのかなあ。
単色の犬と比べて、
白黒の柄の犬なので、よけいに難しいというのもあるんですけどね……。

やっぱりおばあさんなので、紫色とか似合うんですが、
僕の手元にあるのは姪甥の古着ばかりなので、
当然、紫色なんてなくて。
地味な色合いでも、フリルとかラメとかつければ女の子っぽくはなるんでしょうけどね、
そういうのはちょっと好みじゃないし……。
(しかしそのうち作ると思う)


彼氏のミニピン雄が着ているのは、かなり前に作ったもの。
犬服を作り始めた頃、つまり、ミシンを始めた頃製作のもので、
たまたまこないだうちで見つけ出しまして。
なんでうちにあるんだろう？と考えたら、
たぶん、元の服だと、オシッコすると服についてしまう裾の長さだったのです。
彼氏のミニピン、チ○チ○の付き方が鋭角で、
自分の胸板ギリギリにオシッコを飛ばすんですよ。
威勢のいい男。
で、裾だけ直しました。
これはほんとお気に入り。
似合っていると思う。
男の子っぽくて好み。
やっぱり、ばあさんのものより、男物の方がうまくいく。



で、最近で一番気合い入れて作ったのが、自分用の麻のシャツ。
今週から南国マレーシアに行くので、
せっかくだから一着くらい新作作ろう、と。
このデザイン、前回バンコクに行った時に、
「British India」というブティックで見たものを真似したのです。
デパートで見て、ホテルに帰ってからメモしておいた。
(はじめから買う気なし)

このブランド、マレーシアのブランドらしいんですが、
麻とか綿とか天然素材だけで、ナチュラルなリゾート着を作ってるみたい。
シンプルながらエキゾチックなものも多く、
ステキなのです。
しかし値段がけっこうはるので、今まで一度も買ったことはない。
それでいて、タイやマレーシアやシンガポールに行くと、
覗くだけ覗いているのです。

もちろん、本物と僕の手製コピー品を並べたら、
まー、差が歴然とするんでしょうけども、
僕の腕ではこんなもの。
十分に満足。
ちなみにキーネック初体験。
でも、ヘンリーネックは何度か作ったので、感じは同じ。






ここからは宣伝。

現在発売中のジーメン三月号に僕の小説がのってます。
タイトルは「となりの旦那さん」
アパート住まいの三十男が主人公。
そのとなりの部屋にノンケ夫婦が住んでいて、
そのノンケ旦那を食うという話。
ちょっと図々しいDVノンケ旦那と、
色っぽい奥さんの組み合わせがオススメ。
コミカルでエロくて、しかしちょっとせつない話になったかと。
自分ではかなり満足の作品。

よかったらどうぞ。