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『好きなやり方』
♦ ♦ ♦
「だ、だけどあんたはそれでいいのかよ?」
「なにが?」
「いくら遊びだからって、兄貴に気があるんだろ」
「まあ、かわいいとは思うよ。でも今はね、そんな暇はないんだ。見ての通り、この店は僕の第1号店になるんだから」
「そういうもんかよ」
「それに僕の本当に好きなやり方は違うんだ」
「好きなやり方って、どういう……、ああっ!」
「それは今度、かなえさせてもらうからさ、今は僕の言うことをよく覚えておくんだ。さあ、裸になってもらおうかな」
「う……」
♦ ♦ ♦
若き起業家である主人公はお洒落なカフェレストランを開店させようとしている。内装にも凝って、壁には絵をかけようと思っていたが、左官屋のイケメン兄貴とその弟分に美しい塗り壁の仕上げを提案される。一か八かで頼むことにした主人公だが、壁を塗りにきた兄貴のたくましさについ手を出してしまい……。
初出『バディ』。読み切り短編。
ジーメンの先月号からヒコ先生の漫画『法衣の下の肉』がはじまっています。
僕が去年か一昨年に書いた小説を原作にしていただいてます。
ちなみに小説『法衣の下の肉』は、
その前に書いた『喪服の男たち』という小説からのスピンオフ的作品。
『喪服の男たち』に登場した、ちょっとスケベっぽい中年のお坊さんを主役にした話を、
という依頼を受けて、
そのお坊さんの青春時代を描いたのが『法衣の下の肉』。
バブル時代に好き勝手に生きていたモテ筋の若い男が
パトロンの熟年男に言われてお寺に入るんだけど、
お寺で修行しながらもなんだかんだあって……、
というお話なんですが、
ヒコさんの漫画バージョンはいろいろ違ってくるらしいので
どうなるのか楽しみ。
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